「過去問は既に出された問題だから、やっても意味がない」
と思い、過去問の勉強をおろそかにしていませんか?
確かに本番の試験では、”過去問と全く同じ問題”は出題されません。
でも、過去問研究をするかしないかでは、当日の得点に大きな差がつきます。
過去問をしっかり研究&対策することで、確実に試験合格へ近づくことができるのです。
そこで今回は、過去問研究をすべき3つの理由をお伝えします。
過去問研究をするべき3つの理由
1、試験合格に必要なレベル・勉強を知ることができる
そもそも試験に合格するためには、最初に「どのレベルまでやれば良いのか」を知ることが大切です。
というのも、必要なレベルを知らないまま勉強すると、
- 試験に出ない範囲
- 必要以上に難しい問題・範囲
にまで手を付けてしまう可能性があるからです。
”必要なレベル”を知るには、過去問を見ることが一番の近道。
過去問のレベル=試験合格に必要なレベル
なので、そのレベルが分かりさえすれば、自ずと”自分がするべき勉強”が分かってくるのです。
受験勉強というのは、ただでさえ時間が足りないもの…。
だからこそ、限られた時間の中で、いかに効率良く勉強するかが重要なポイントです。
もちろん、稀に
「こんな範囲、過去問では一度も見たことない…!」
というような、難しい問題が出てくる場合もあります。
ただ、そういう問題は周りの皆も解けないので、「出てくるか分からない難問」に時間を割くより、よく出てくる範囲を優先的に勉強しましょう!
2、過去問と似た問題が出た時、ライバルに差をつけられてしまう
そもそも塾や予備校などでは、当たり前のように過去問対策の時間が取られているので、
「過去問研究・対策をしない」
という受験生はほとんどいません。
そのため、万が一過去問と似たような問題が出題されたときは、過去問対策をしていない人だけが解答できない可能性があります。
実際に僕も、
「あれ?この問題、過去問で解かなかったっけ…?」
と思ったことが、大学入試でも国家試験でもありました。
”合格”を勝ち取るためには、まず、”皆が解ける問題”を確実に正解していくことが大切です。
大多数の受験生が行っている「過去問研究」をすることで、過去問と似た問題が出た時に、ライバルに差をつけられないようにしましょう!
3、解く順番、時間配分を計画できる
高校入試に大学入試、国家試験など、”試験”にも様々な試験がありますが、「毎年形式が変わる試験」はほとんどありません。
問題の内容こそ違うものの、
- 大問1…長文読解
- 大問2…会話文
- 大問3…文法問題
など、出題形式は過去の試験問題と似ていることがほとんどです。
そのため、過去問であらかじめ出題形式を知っておくことにより、
「この学校の長文読解は苦手だから、長文は後回しにしよう」
「ここの文法問題は易しいから、最初に解いておこう」
など、試験当日の時間配分や解く順番を計画することができます。
先ほども言ったように、試験では、自分の解ける問題を確実に正解していくことが大切です。
苦手な問題に時間を取られ、得意な問題を解く時間がない…という事態にならないように、解ける問題から解く計画を立てておきましょう。
ただ稀に、ガラッと出題形式が変わることもあるので、
「自分が受ける試験でも、絶対にこの形式で出る」
とまでは思わないようにしてください。
いざ出題形式が変わり、
「一問目に長文がない!なんで?!時間配分決めてたのに!」
とパニックになると、解けるはずの問題も解けなくなってしまうので…(;´・ω・)
「去年と同じ形式なら、この順番で解こう。万が一形式が変わっても、難易度は同じなんだから焦らないようにしよう」
と、試験前に自分へ言い聞かせてくださいね!
過去問研究は、心理的にも良い効果がある
また、何度か過去問を解いておいた方が、試験当日も緊張しにくくなるという効果もあります。
というのも人間は、初めてのもの程難しく感じ、慣れているもの程カンタンに感じる生き物です。
初めての場所を訪れる時も、行きは
「遠い…こんなに歩いてるのに…」
と感じたはずなのに、帰りは
「あれ?もう着いちゃった!近い!」
と感じることも多いですよね。
”知っている””慣れている”というだけで、例え同じ距離だとしても、感じ方は全く異なるのです。
それは試験においても同じで、
「まずは長文があって、その次に文法問題がある」
と知っておくだけで、緊張や不安はだいぶ抑えられます。
ただでさえ、試験当日は緊張するもの。
少しでも”慣れ”を増やし、なるべく緊張する要因を減らしてあげましょう!
”過去問”という敵を知り、バトルに勝とう!
敵を倒すには、まず敵を知ることが大切です。
例えば「ポケモン」でも、ただやみくもにレベルを上げるのではなく、
「相手は水ポケモンだから、こっちは電気タイプを揃えよう…」
と、敵を知り、敵に合った対策をする方がバトルにも勝利しやすくなりますよね。
時には、敵を知ることで、
「相手は水ポケモン使いなのに、手持ちは水に弱いポケモンばかりだ…」
と、自分の弱点を見つけ出すこともあるでしょう。
それは受験も同じで、試験という”敵”を知るからこそ、解き方を学んだり、自分の弱点を強化することが出来るんです。
試験日が近づいてくると、ついつい気持ちが焦ってしまい、
「この勉強はした方がいいのか?いや、こっちの勉強をするべきか…?」
と、何をするべきかが分からなくなってしまいがちですが、まずは”過去問対策”という原点に返ることが大切です。
もちろん、”過去問さえやれば受かる”というわけではないので、過去問の研究以外にも、色んな方法を試してみて下さいね!
このブログでも、色んな勉強法について紹介しているので、参考にしていただけると嬉しいです!