合コンに飲み会…シーズン毎のイベントに、よく誘ってくれる知り合いっていますよね。
「幹事って面倒なのに…アイツは本当に良い奴だな!」
なんて思っていませんか?
でももしかしたら…その”幹事”は、一回の飲み会で何万円も儲けているかもしれません。
というわけで今回は、そんな「幹事ビジネス」という副業の手口をご紹介します。
そもそも「幹事ビジネス」とは?
そもそも「幹事ビジネス」とは、幹事の立場を利用して、こっそりお金を儲けるシステムのことです。
人それぞれ、細かいやり方は異なるものの、
実費より多めに集金し、差額分で儲ける
という方法が一般的です。
例えば、30人の飲み会で、参加者それぞれから3,000円多く集金した場合、
30人×3,000円=90,000円
になるので、一回の飲み会で9万円儲かる計算になります。
そして、合計の代金をクレジットカードで支払うので、その分のポイントも貯まります。
自分は全く出費せずに飲み食いをして、誰にも知られずこっそり儲ける…これが”幹事ビジネス”の実態です。
なぜ、幹事ビジネスがいけないことなのか
そもそも幹事ビジネスは、”イベント主催者”とは全く異なるものです。
例えば、有名歌手のディナーショーでも、料理代の他に、
- 会場費
- 運営費
- 歌手への報酬
等が全て”ディナーショー代”に含まれています。
ディナーショーが3万円だったからといって、
「3万円分の料理が出ていない!詐欺だ!」
と言う人はほとんどいないでしょう。
それに対し幹事ビジネスでは、
「7,000円のコースにしました。7,000円下さい」
と、”飲み会の実費分を徴収してます”と言っているにもかかわらず、こっそり実費分に上乗せしてお金を稼いでいるのです。
これが、幹事ビジネスとイベント主催者との決定的な違いです。
仮に、「飲み会実費分の支払いを代行する」という名目で、実費分に上乗せして集金した場合は、詐欺罪や横領罪になる可能性があります。
「カードで支払ってポイントゲット」位ならかわいいものですが、場合によっては立派な”犯罪”になるのです。
また、幹事ビジネスが横行することによって、純粋な気持ちで幹事を引き受けてくれる人も
「アイツ、お金が稼ぎたくて幹事やっているんだろ?」
と、変な誤解を招くおそれがあります。
僕もよく、飲み会や同窓会で幹事をやることが多いので、
「幹事ビジネスをしている奴らと一緒にするな!」
と思います、本当に。
ドタキャンされたり連絡こなかったり…幹事って本当に大変なんだからな( ;∀;)!
幹事ビジネスを見破る方法とチェックポイント
1、女の子の反応が、飲み会以降パッタリ…
幹事ビジネスの人が開く飲み会では、いわゆる”サクラ”の女の子がたくさんいます。
理由は簡単。
「可愛い子も揃えておいたから…」
と言った方が、男性の出席率も良くなるからです。
でも、サクラとして雇われた女の子は、”飲み会に出席すること”が仕事なので、飲み会後のlineまでは対応してくれません。
「あんなに飲み会では楽しそうだったのに、こんなに態度って急変するの?!」
と思ったら、それは”サクラ”の女の子かも…?
もちろん、”合コンで知り合った女の子が、連絡を返してくれない!”というのは、幹事ビジネス以外でもよくあること。
女の子が連絡してくれないからといって、
「さては、あの幹事の仕業か?!」
と、全てを幹事のせいにしちゃだめですよ!(笑)
2、皆が知っている有名居酒屋ではない
幹事ビジネスでは、「鳥貴族」や「土間土間」など、皆が良く知っている居酒屋を避ける傾向にあります。
というのも、簡単に値段が予想できると、多めに集金しづらくなるからです。
「鳥貴族、5品コースと飲み放題で6,000円だったよ!」
なんて言われたら、
「んなワケあるかぁ~!食べ飲み放題でも3,000円なのに!」
と、すぐにばれてしまいますからね。(笑)
また、より高そうに見せるために、見た目はちょっとおしゃれなお店が多いです。
渋谷とか新宿とか、繁華街によくありますよね。
一見オシャレなお店なのに、ビールの欄に「金麦」しかなかったり…(笑)
3、コース料理の内容と、会費が明らかに釣り合わない
「会費7,000円もしたのに、料理がポテトに唐揚げだけ…?」
と、明らかに料理の内容と会費が釣り合っていない場合も、幹事ビジネスの可能性が高いです。
これは僕の実体験なんですが、
「さすがに、この内容でこの料金はおかしい!」
と思い、後からお店に確認したところ、実際のコース料金の倍額を徴収されていました。
「久しぶりに会いたいし、飲み会開くから来てよ!」
なんて言われて嬉しかったのに、僕はただの”カモ”だったと思うと…もはや怒りを通り越して呆れました。
結局、その人は周りに「”幹事”という名目でお金を騙し取ってる」ということがバレ、最終的には友達がいなくなってましたけどね…(-_-;)
有名なマルチ商法でも、よく
「久しぶりに会いたいから、どこかでお茶しない?」
と誘われ、行ってみるとマルチの勧誘だった…なんて話を聞きますよね。
マルチ商法と幹事ビジネス…全くの別物ではありますが、根底にあるものは一緒。
どちらの方法も、僕たちのことを”友達”だと言いつつ、心の底では”いいカモ”としか思っていないんです。
幹事ビジネスに注意するべきイベント
幹事ビジネスは、「お花見」や「バーベキュー」など、季節ごとのイベントを名目に開催されやすいという特徴があります。
「僕の知り合いと飲み会するんだけど、来ない?」
だと、「俺の知らない人達なのに?」と怪しまれやすいのに対し、
「皆でお花見するんだけど来ない?」
と言った方が、疑われにくいからです。
月ごとのイベントを簡単にまとめたので、幹事ビジネスを疑う参考にしてみてくださいね!
- 1月…新年会
- 2月…バレンタインデー・節分
- 3月…ホワイトデー・ひな祭り
- 4月…お花見・新年度で出会いを
- 5〜7月…バーベキュー・ビアガーデン
- 7〜9月…海・川・プール・手持ち花火
- 10月…ハロウィンパーティー
- 11月…”クリスマスぼっち”防止パーティー(=合コン)
- 12月…クリスマスパーティー・忘年会
また、これらのイベントは、幹事ビジネスだけじゃなく
- 新興宗教
- マルチ商法
- ネットワークビジネス
などの勧誘でも行われやすい手口です。
大して仲良くもない知り合いから、
「皆でお花見するんだけど、よかったら来ない?」
「皆でクリスマスパーティーするんだけど、よかったらどう?」
なんて聞かれたら、ちょっと疑ってみた方がいいかもしれません。
幹事ビジネスに気を付けて、楽しい新生活を!
もちろん、幹事をしている全員が”幹事ビジネス”をしているわけではありません。
むしろほとんどの人たちは、「皆に楽しんでほしい」という純粋な気持ちで、幹事という面倒な立場を引き受けています。
「皆のために」と、純粋な気持ちで幹事を引き受けてくれた友達であれば
「カードのポイントや端数のお釣りくらい、むしろ手間賃として払うべきだよね…」
と思う方も多いでしょう。
でも、”幹事をしてくれた友達”と”幹事ビジネスで儲ける知り合い”は、全くの別物です。
”幹事ビジネスの知り合い”は、ただお金儲けをするために、何も知らない僕たちのことをカモにしているだけ!
新しい生活が始まると、幹事ビジネスの他にも怪しい新興宗教の勧誘にマルチ商法など、様々な”魔の手”が迫ってきます。
では、純粋に新しい交遊関係を作りたい人はどうすれば良いのか困ってしまいますよね。
この記事を読んでいる方には、真剣に出会いを求めている人も多いはず。
ちゃんとした企業が運営しているマッチングアプリの方が、良い人が見つかる可能性は高いかもしれませんよ。
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最近はマッチングアプリに抵抗がなくなってきましたよね。
出会いのきっかけよりも、”運命の人”に出会えるかどうかの方が大事。
この機会に色々な出会いの形を試してみてはいかがですか?
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